答えがわかっているのに手を挙げない小3娘…母親が気づいた「手を挙げられない子」の頭の中

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「手を挙げない子どもの問題は積極性ではなく、間違えることへの恐怖にある」と語ります。
授業参観で答えがわかっているのに一度も手を挙げなかった小3の娘に、母親が「コハルはどう思ったの?」と聞いた夜、娘が初めて本音を話し始めました。(写真はすべてイメージです)
答えがわかっているのに手が上がらない
小学3年生のコハル(仮名)は、家ではよく話す子です。学校であったこと、友達のこと、好きなアニメのことなど。だから母親の沙織さん(仮名)は、授業参観で見たコハルの様子が信じられませんでした。先生が「わかる人は手を挙げてください」と言うたびに、コハルは手を膝の上に置いたまま、ほとんど動きませんでした。
答えがわかっているように見える場面でも、手は上がりません。隣の子が手を挙げて答えたとき、コハルは「そうだよね」というような顔をしました。わかっていたのです。それでも手は上がりませんでした。
その夜、沙織さんはコハルに「今日の授業、何やってたの?」と聞きました。コハルは「国語。登場人物の気持ちを考えるやつ」と答えました。「難しかった?」「別に、難しくはない」。「じゃあ、コハルはどう思ったの、登場人物の気持ち」。コハルはすらすらと答えました。それは授業で正解として挙げられた内容と、ほぼ同じものでした。
手を挙げるという行為の重さ
手を挙げるという行為は、知識があれば自動的にできることではありません。そこには






























