「ひとり寝」デビューはいつがおすすめ? 子どもの自立を促すポイント

子育て中は子どもを優先することが多く、なかなか自分の時間を確保するのが難しくなりがちですよね。特に寝かしつけは時間がかかることもあり、親にとって負担になることも。子どもが1人で寝られるようになると使える時間が大きく変わり、より自由に過ごせるようになります。では、「ひとり寝」はいつから始めるのがよいのでしょうか? スムーズに進めるためのポイントも含めて、保育士歴10年の子育て講師・でんちゃんさんとともに詳しく見ていきましょう。
「ひとり寝」は何歳から始めるのがベスト?

ひとり寝を始めるタイミングは家庭によってさまざまで、早い家庭だと4歳頃から始める子も。ちょうど保育園や幼稚園に通う子も多くなる時期なので、自立心が芽生え自然と1人で寝る習慣がついていくことがあります。また保育園でのお昼寝に慣れてくると、親の助けを借りずに寝られるようになるケースも多いよう。
他にも家庭環境によって異なり、「自分の部屋を持ったタイミング」や「下の子が生まれたのを機に」なども、ひとり寝のきっかけになるようです。
でんちゃんさん「寝かしつけをおこなう時間は、親にとっては幸せな時間でもありますよね。ただ一方で、なかなか寝つけない日だと『寝かしつけだけでも数時間かかってしまう』ということもあり得ます。ひとりで寝つけるようになると、親としてはかなり楽になるのは間違いありません。
もちろん、ひとり寝ができるようになるタイミングは人それぞれ。無理にひとり寝をさせてなかなか寝つけないと、子どもの生活リズムが崩れてしまう可能性もあります。自分の子どもの様子と向き合って、ベストなタイミングを探ってみてください。」
「ひとり寝」を成功させるポイント

ひとり寝をスムーズに進めるために、まずは子どもが安心できる環境を整えてあげましょう。例えば、お気に入りのぬいぐるみや毛布などを準備することで、子どもが安心感を持てるようになります。
さらに、ひとり寝を始めるタイミングで寝具を少し大きなサイズに一新するなど、「これから1人で寝るんだ!」というポジティブな気持ちを引き出す工夫も効果的。また、子どもが不安にならないようにドアを少し開けて廊下の光が入るようにし、「呼べば親がすぐに来てくれる」と思えるような環境調整も大切です。
もちろん昼寝のしすぎや、日中の活動量が少ないとなかなか眠れません。外遊びをさせるなど、日中にしっかり体を動かして適度に体を疲れさせるよう意識しましょう。
でんちゃんさん「ひとり寝への挑戦は、子どもにとっては大きな一歩になります。『昨日はひとりで寝れたのに、今日は寝れない』など、子どもの精神状態や疲れ具合などでもできる・できないが変わってくるかもしれません。焦らずに『今日はうまく寝れなそうだから一緒に寝てみようか』など、柔軟な対応をしてもよいと思います。
ひとり寝のためには様々な工夫がありますが、基本的にはどれも『安心してひとり寝させる』『ポジティブな気持ちでひとり寝させる』ためのものです。子どもがひとり寝に対してネガティブな気持ちをもたないように、サポートしてあげることが大切になります。」
親子の時間と「ひとり寝」のバランス

ひとり寝は子どもの自立を促す一方で、親子の時間が減ってしまうというデメリットもあります。とくに共働きの家庭などでは、寝かしつけの時間が大事なコミュニケーションの時間になっていることも。
コミュニケーションが不足すると愛着形成が不十分になり、自己肯定感が下がったり感情のコントロールが上手くできなくなったりと、愛着障害の状態になってしまう可能性があります。一緒に遊んでスキンシップを図るなど、これまで以上に親子間の関わりを意識するようにしましょう。
ひとり寝はかならずしなければならない訳ではなく、家庭の状況に応じて柔軟に考えることが大切。人によっては小学生になっても寝かしつけを続けたり、一緒に寝ている家庭もあるので、子どもの気持ちに寄り添いながら進めていくとよいでしょう。また、子どものひとり寝は無理なく進めることがポイント。難しい場合は、まだそのタイミングじゃなかったと割り切りましょう。
でんちゃんさん「保育園や幼稚園、さらには小学校などで周囲の家庭の話を聞くと、『ウチの子はまだ●●ができていないのに』などと焦ることがあります。ひとり寝に限らず、周囲の子どもとの成長や変化のスピードには個人差があるもの。あまり心配しすぎて、子どもに無理をさせてしまわないようにしてください。」
子どもと一緒に寝られる期間は、長い人生の中でほんの少し。それぞれの家庭に合った方法で、子どもが安心して自立できるようサポートしてあげてくださいね。






























