学校で誰とも話さなかったと打ち明けてきた小4娘…元教員が教える「親の受け止め方」

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「子どもが『誰とも話さなかった』と打ち明けられる関係は、それ自体が健全な親子関係の証だ」と語ります。
「今日、誰とも話さなかった」と夕食後にさりげなく打ち明けてきた小4の娘に、母親が大げさに反応しなかったことで、二人の間に「正直に言っていい」という空気が生まれました。(写真はすべてイメージです)
「今日、誰とも話さなかった」
小学4年生のナナ(仮名)が「今日、学校で誰とも話さなかった」と言ったのは、夕食の後のことでした。母親の千鶴さん(仮名)は食器を洗っていて、ナナがその横に来て言いました。「今日さ、学校で誰とも話さなかった」。千鶴さんは手を止めました。「え、ほんとに?」。
「うん、授業中も発表しなかったし、休み時間も一人でいたし、給食もあんまり話さなかったし」。千鶴さんの頭の中でいくつかの反応が浮かびました。「それは大丈夫なの?」「誰かと仲良くしてほしい」「先生に相談したほうがいいかな」。
しかし同時に、ナナがそれを「打ち明けた」という事実も気になっていました。辛いなら、もしかしたら早く言っていたかもしれない。この夕食後というタイミング、この淡々とした話し方で言ったのはどういうことか。
「それ、どんな気持ちだった?」と千鶴さんは聞きました。ナナは






























