子どもの「話しかけないで!」は成長の証だった コウモリの親子に学ぶ思春期のちょうどいい距離感(思春期の子との接し方は、やさしい動物たちが教えてくれる 第10回)

三者面談へ向かう道すがら、わが子から「話しかけないでよ!」と言われてしまった親御さん。これが世に聞く反抗期か?!と思う反面、それでもなかなか気持ちの整理がつかないのが親としての本音でしょう。
やるせない気持ちの矛先をどう収めていけばよいのでしょうか。長年、都立高校で教員を務め『けなげに生きぬくいきもの図鑑』の著者、生き物に学ぶナビゲーターの岡幸子先生に聞きました。
(聞き手・構成/一般社団法人Raise・宮本さおり)※写真はすべてイメージです
「思春期の子との接し方は、やさしい動物たちが教えてくれる」第10回
「声」でつながるコウモリの親子

洞窟の中で何万匹もの仲間と暮らすコウモリ。少し怖いイメージもあるコウモリですが、集団生活の中で様々なことを学び大人になっていきます。実はコウモリには、洞窟の中に「保育園」のような場所があります。
コウモリは繁殖期になると、メスと幼獣だけが集まる特別な集団(コロニー)を作ります。洞窟や木のうろ(樹洞)など、温度が安定し外敵から守られる環境が選ばれることが多いです。母親は餌を捕りに出かける間、赤ちゃんをこのコロニーに残していきます。そして虫捕りから戻ってくると、何万匹の群れの中から我が子をちゃんと見つけ出します。
この時、手掛かりとなるのが声です。母親の呼びかけに赤ちゃんコウモリは特有の音声(ディレクティブ・コール)で





























