AIを勉強で使うのはズルい?「ただ答えを聞くだけ」にしない上手な活用法

森本真理子
2026.08.25 10:49 2026.09.07 11:50

教室で机に座る小学生の子

「AIに勉強を教えてもらう」と聞くと、答えを教えてもらうことを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。でも、本当に役立つのは、答えを出してもらうことではありません。

AIに「答えを教えずに、ステップバイステップで教えて」と伝えれば、子どもがどこでつまずいたのかを一緒に探りながら、理解できるところまで丁寧に導いてくれます。

子どもの「わからない」を「わかった!」に変える、家庭教師のようなAIの活用法を紹介します。

※本稿は、森本真理子(著)『知的好奇心が育ち、自分で考える力が身につく! 親子ではじめるAI学習法』(KADOKAWA)より一部抜粋、編集したものです。

つまずきを解消できる!

タブレットを使う女の子

わたしの経験上、比較的多くの人が「AIを子どもの勉強に活用するのは、答えを教えてもらうため」と思っているようです。

たしかに、AIに「この問題の答えを教えて」と言うとポンと答えを出してくれます。
ですが、わたしが推奨しているのはそういう使い方ではありません。「子どもがどこでつまずき、なぜ間違ってしまったかを明らかにするため」です。

勉強で大事なのは、「答えを知ること」ではなく、「次から自分の力で解けるようになること」。そのためにAIの力を借りるのです。

AIを子どもの勉強に使う時に必ずAIに言ってほしい言葉は、「答えを教えずに、ステップバイステップで教えて」です(これ、かなり使える言葉!)。

そうすると、AIは答えを出さずに、「ここまでわかる?」と確認しながら、1つ1つ段階をふんで説明してくれます。

子どもが「わからない」と言えば、「正直に言ってくれてありがとう! ここはむずかしいところだよね」と子どもに寄り添って返事をしてくれます(こういうところはけっこう人間っぽい)。

もし、子どもが間違ってしまった問題があったら、その問題と子どもの誤答をAIに読み込ませて、

「こういう間違いをしてしまったんだけど、どこでつまずいて、何がわからなくて間違ってしまったのかを教えて」

と聞くと、AIは、なぜこの解答が出てきてしまったのかを遡って分析した上で、「ここをこうすると、その次はこうなるよね。ここまでわかる?」と丁寧に導いてくれます。ここまでくれば親も理解できるので、子どもと一緒に勉強できるんです。

タブレットを見ながら勉強する女の子

それでもわからなかったら、何度だって聞いてください。「ここまではわかったんだけど、その次の意味がわからない。もっとかみくだいて、小学3年生にもわかるように説明して」と言ってみましょう。子どもの理解度に合わせて説明してもらうために、具体的な学年を伝えるのもポイントです。

わたしも、以前は「どうしてこの問題がわからないの!?」と子どもに言っていましたが、AIに段階的に説明してもらうようになって、「そっかー、なるほどね。ここで勘違いしちゃったからこうなっちゃったんだね」と親子で共有できるようになりました。親も成長できる!

正しい答えを知るだけなら、参考書や問題集の答えを見ればいい。でも、「つまずき」を解消するのは、対話によって理解度を確認しながら進めていかないとできません。
これを、学校の先生や塾の先生につきっきりで教わるのはなかなか難しいですよね。もちろん、忙しい親がやってあげることもなかなかできない。ですから、AIをわが家専任の家庭教師としてどんどん活用してください!

ChatGPTの有料版でも毎月1400~3000円ちょっと(プランがいろいろあります!)。それで24時間365日いつ聞いてもOKですし、同じことを何回聞いても怒りません。辛抱強く教えてくれます。

ちなみにAIは、使い続けることで自分の好みや傾向を学習してくれます。特に有料版なら、かなり細かく学びとります。

森本真理子

森本真理子

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早稲田大学政治経済学部を卒業後、ネット求人広告会社に入社。その後、税理士試験に合格。現在は広島観光大使として活動している。2024年9月にAIコーチとして独立。現在は、AI×学習法をテーマにした人気セミナーを数多く開催している。

知的好奇心が育ち、自分で考える力が身につく! 親子ではじめるAI学習法の画像1

森本真理子 (著)『知的好奇心が育ち、自分で考える力が身につく! 親子ではじめるAI学習法』(KADOKAWA)

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