ダラダラ過ごす子と自分から動き出す子の違い 元教員が教える「やる気の差」の正体

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「自分から動き出す力は、生まれ持った気質ではなく、後天的に育てていけるものだ」と語ります。
この夏、ダラダラ過ごしていたわが子が気になった方へ。同じ家庭で育つ兄弟の違いから見えてきたものとは。(写真はすべてイメージです)
同じきょうだいなのに、朝の過ごし方がまるで違う
母親の悠子さん(仮名)には、小学6年生のみなと(仮名)と、小学3年生のつばさ(仮名)という2人の息子がいます。
夏休みのある朝、みなとは起きてすぐに「今日は午前中に自由研究進める」と言って机に向かいましたが、つばさは朝ごはんを終えても、リビングでゴロゴロしたまま何もしようとしません。
悠子さんは思わず「お兄ちゃんを見習いなさい」と口にしそうになり、慌てて飲み込みました。以前、比較する言葉が子どもを傷つけることを、経験から学んでいたからです。
それでも心の中では、「同じきょうだいなのに、どうしてこんなに違うんだろう」という疑問が消えませんでした。同じ家庭で、同じように育ててきたつもりでも、2人の朝の過ごし方は、まるで違う性格の子どもを見ているかのようでした。
「やる気の差」に見えるものの正体
自分から動き出す子と、なかなか動き出せない子の違いは、生まれ持った性格や意志の強さの違いだと考えられがちです。しかし心理学の分野では、






























