バスに座っているのは何人?まじめな人ほど「罠」にかかる算数問題
情報を整理して答えを導け!
新城「なんだそれ?」
数斗「こうやって情報を整理するんだ」
問題文では「〜より4人多い」とか「〜より2人少ない」とか「2つのものを比べた結果」については述べられているけれど、それぞれの具体的な数字はなにもわかっていない。だから、ここはいったん記号で表してみるのがいいだろう。ひとまず座っている女性を○人、立っている女性を△人、とでもしておこうか。
数斗:「さて、これを元に、今度は男の客をどのように表せるか考えてみよう」
立っている男性は座っている女性よりも4人多いので○+4人、座っている男性は立っている女性よりも2人少ないから△-2人だ。
数斗「すると、重要なことがわかったね。
乗客は全部で40人だとわかっているから、この4つの合計が40ってわけ」
女性は○+△、男性は○+4+△-2。
これを合計すると40になる。
つまり、○+△+○+4+△-2=40ってことだ。
数斗「わかりやすいように並び替かえると」
○+○+△+△+4-2=40
数斗「もっと簡単にするなら、こうだね」
○+○+△+△=38
数斗「ここまでくれば、もう一息。求められているのは『座っている人』の合計だから、この表でいうところの『座り』の2マス、つまり○+△-2だよね。
数斗「○と△にそれぞれどんな数字が当てはまるかはわからないけれど、この2つを合計するといくつになるかは導き出せる」
なぜか?
○+○+△+△=38
ということがわかったからだ。
数斗:「○が2つと△が2つで38ならば、○が1つと△が1つで―」
新城・鬼塚・白野「19!」
数斗「その通り」
よって、○+△-2=19-2=17
数斗「これが、答え」
新城・鬼塚・白野「よっしゃ!」「かなりムズかったな」「でも、さすが数斗だ」
他の3人は既に勝った気でいるようだけれど、むしろ問題はここからだった。これがそのまま答えとなるはずがない。なにかしら罠が張られているに決まっている。でも、いったいそれはなんなのか。
【答え:17人……?】
※17人というのは、座っている「乗客」の人数です。問題文をもう一度よく読んでみましょう。
結城真一郎 (著) 『やらなくてもいい宿題2 』(主婦の友社)
あなたは、この問題がとけますか?──一見ふつうだけど、四則演算や公式だけでは解くことができない“ワケあり問題”に挑戦せよ!
あっと驚くどんでん返しの連続に、本が好きな子もそうでもない子も夢中になること間違いなし。
楽しく読みながら算数力も読解力も鍛えられる1冊!
