裏アカウントで中傷される娘…母親が「犯人探し」をやめた理由

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「犯人を特定しようとする前に、まず子ども自身の心の状態を確認することが最優先だ」と語ります。「言ったら心配かけると思って言えなかった」という娘の言葉に、母親が選んだ対応とは。(写真はすべてイメージです)
娘の名前をもじったアカウントに、心無い言葉が並んでいた
匿名のアカウントから、娘の容姿を中傷する投稿が続いているのを、母親は偶然見つけました。
休日にたまたま娘のタブレットの画面をのぞき込んだ際、見慣れないアカウント名が表示されていることに気づいたのが、すべての始まりでした。
娘の友人がなんとなく教えてくれたそのアカウントを開いてみると、娘の名前をもじったハンドルネームで、心無い言葉がいくつも書き連ねられていたのです。あまりの怒りに、手が震えました。
誰が投稿しているのか、手がかりはほとんど見当たりませんでした。フォロワーの数もごくわずかで、投稿内容から人物をはっきりと特定できるような情報も見当たりませんでした。
母親はその画面を前にして、しばらくの間、言葉を完全に失ってしまったといいます。
画面をスクロールするたびに新しい投稿がいくつも増えていることに気づき、これがすでに一日や二日の出来事ではなく、ある程度長い期間にわたって続いているものだということも、少しずつ見えてきました。
まず子どもの安全を最優先にする
犯人を特定しようとする前に、まず娘自身の心の状態を確認することが最優先です。「これを見てどう感じた」と丁寧にゆっくり聞き取り、一人で抱え込ませないことが何より大切です。
母親が娘に「これ、知ってた?」と静かに聞くと、娘は驚いた様子で、






























