スマホばかりの反抗期男子に!あきとんとんが教える「大女優」褒め作戦
教育系クリエイターとして大人気のあきとんとんさん。実は、彼が通っていた中学校は結構荒れている地域だったのだとか。周囲の雰囲気に流されず、自分を律してトップの成績を維持できた秘訣とは?
ご自身の学生時代のエピソードから、親のご褒美作戦、勉強のスイッチを入れる工夫まで、読めばやる気が湧いてくる秘話をたっぷり伺いました!
(取材・文/nobico編集部 さとうなおこ)
荒れた中学時代、「あいつ勉強ばかり…」とひがまれなかった理由
nobico編集部員(以下編集部): あきとんとんさんの通われていた中学校は結構荒れている地域だったとか。その中で常にトップクラスの成績を維持されていたわけですが、周りから「あいつ勉強ばっかりしやがって」みたいなやっかみやいじりはなかったんですか?
あきとんとんさん(以下あきとんとん): 僕の場合はキャラ的にそういうのはなかったですね。周りからひがまれたり言われたりすることは、本当にありませんでした。
編集部: なかったんですね! もし万が一、周りから何か嫌味を言われていたら、どう対処していましたか?
あきとんとん: もし言われてたとしても、「……でもお前、勉強できないよね(笑)?」って心の中で思ったり言い返したりできるので、大丈夫なんです。勉強ができること自体が、自分の身を守る強い武器(カウンター)になるんですよね。語彙力もつくし、そこで圧倒的に戦えるので!
編集部:強い!「勉強ができる」という事実そのものが、自分を守る最強の鎧になっていたんですね。
あきとんとん: そうですね。だから「周りから何か言われたらどうしよう」って心配している子がいたら、「とにかく勉強して、その状態(文句を言わせない圧倒的な成績)になってから心配して!」って言ってあげたいですね(笑)。
あきとんとんの親はどんな接し方をしていた?
編集部: 子どもが自発的に勉強に向かうために、親御さんはどんな雰囲気づくりや接し方をされていたんでしょうか?
あきとんとん: もともと親をはじめ、地元の周りの大人たちが「勉強できたらすごいよね」「勉強してる人ってかっこいい」という雰囲気を出してくれていたのが大きいです。周りがそんなに勉強しない環境だったからこそ、勉強することで優越感に浸れる感覚がありましたね(笑)。
編集部: 大人が自然と「勉強=すごい・かっこいい」という価値観を作ってくれていたんですね。
あきとんとん: それと、具体的なモチベーションの仕組みもありました。毎月のお小遣いは固定であったんですが、テストで良い点数を取ると「ボーナス」としてお小遣いが増えたり、何かを買ってもらえたりして。「勉強したら特別な体験ができる」「いい思いができる」というご褒美制度を親が作ってくれていたので、それが大きな原動力になっていました。
反抗期で嘘をつく・イライラする子…親はどう接すればいい?
編集部: 実はうちの息子、絶賛反抗期でして……。「提出物出した?」と聞くと「出したよ」と嘘をついて、後から面談で未提出が発覚したり。毎日イライラしちゃって、過干渉になってしまうんです。
あきとんとん: あはは(笑)! でも、子どもが干渉されたくない気持ちも分かりますし、放置したらやらないのも事実ですよね。まず親御さんに意識してほしいのは、「勉強しろと言う前の、普段の接し方や雰囲気」です。
編集部: 普段の接し方……ですか?
あきとんとん: 親が普段からイライラしていると、子どもはその空気感を絶対感じ取っています。だから、何気ない会話でもムカついちゃうんですよね。 親が一歩引いて冷静になって、「勉強してない時はテンション普通」「勉強した時は、大げさに喜んであげる」というメリハリをつけるのがコツです!
編集部: 勉強した時に大げさに喜ぶ!
あきとんとん: 「前は出せてなかったのに、今回は提出物ちゃんと出してるじゃん! すごい!」って過剰なくらい褒めてあげる。子ども自身は普通だと思っていても、「親はこれをやると喜ぶんだ!」というのを態度で示してあげないと伝わらないんですよね。親が大人になって、一歩冷静に見守ってあげることが大切です。
「またスマホ(YouTube)見て!」と怒る前に知っておきたいこと
編集部: あと、スマホやYouTubeばかり見てると「また遊んで!」って怒りたくなっちゃうんです。あきとんとんさんの授業動画を見てる時ですら、画面を覗かずに怒っちゃうお母さんも多いみたいで……。
あきとんとん: それ、僕のコメント欄にも「あきとんとんの動画見てたのに親に怒られたよ」ってよく来ます(笑)。
編集部: やっぱり(笑)! 40代の親世代からすると「スマホ=遊び」の感覚が抜けないんですよね。
あきとんとん: 気持ちは分かりますが、子どもからしたら「遊ぶ時間にわざわざ勉強動画を見てる」わけですから、本当は激甘の「褒めポイント」なんです!
編集部: 確かに! スマホを触っている=遊びと決めつけずに、「何を見ているか」をちゃんと後ろから覗いて確認してあげることが大事ですね。
「勉強のスイッチ」が入る環境とルーティン
編集部: 幼少期からご自宅でも毎日コツコツ勉強するタイプだったんですか?
あきとんとん: いえ、実は僕、「家では絶対に勉強しない」って決めてたんですよ(笑)。
編集部: えぇっ!? 家では一切しないんですか!?意外です!
あきとんとん: はい。受験の時なんかは特にそうで、勉強するのは「塾の自習室だけ」って決めていました。家はもう完全に遊ぶ場所! 親からも家では勉強の話は一切なし。「この空間(自習室)に入ったら勉強する」という切り替えのスイッチを作っていました。
編集部: なるほど! 家でダラダラ勉強するのではなく、「場所」でスイッチを完全に分けていたんですね。
あきとんとん: 親御さんも家でずっと勉強の話ばかりすると、子どもも嫌になってしまいますよね。「家はリラックスして遊ぶ場所」「自習室や特定の部屋は勉強する場所」と空間を分けてあげると、子どももメリハリがついて自分から行動しやすくなりますよ!
我が家も「褒める親」はじめます!
今まで反抗期の息子に対して、何気ない普段の会話すらどこかケンカ腰になってしまっていた母…。今思えば、一度イライラすると「どうせこの間も勉強してなかったし」と、過去の態度まで蒸し返してしまっていたような気がします(笑)。
あきとんとんさんのお話を聞いて、子どもをサポートするためにまず必要なのは、家庭を「リラックスできる場所」にし、親自身が明るい雰囲気づくりから取り組むことなのだと痛感しました。
急に180度変わって優しくなるのは難しくても、まずは一歩引いて冷静になり、子どもが頑張った瞬間を見逃さず大げさに褒めることから始めてみようと思います!
あきとんとん (著) 『塾なしで成績がぐんぐんアップする ハマる勉強法』(かんき出版)
中高生のために、大人気インフルエンサー・あきとんとんが、「ハマる」勉強法を大紹介します!机に向かわずにできる方法、スキマ時間を活用する方法、ゲーム感覚で楽しむ方法、友達と一緒に取り組む方法など、「これも勉強でいいんだ!」と思えるアイデアが満載。
