練習では完璧なのに参観日で声が出なくなる小4息子…母親が「見られる練習」を積んだ半年間

熱海康太
2026.05.26 18:11 2026.05.27 17:00

小学校の授業風景のイメージ

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「本番で力が出ない子どもに必要なのは、気合いではなく『少し見られる経験』の積み重ねだ」と語ります。

練習では完璧なのに参観日になると声が出なくなる小4の息子に、母親が段階的に「見られる場面」を作り続けた半年間の記録です。(写真はすべてイメージです)

練習ではできるのに、本番になると別人になる

発表会の本番で頭が真っ白になる、参観日の授業中だけ手が挙がらない、運動会のリレーで緊張して転ぶ。「練習ではできるのに、本番になると力が出ない」という子は一定数います。

母親の里美さん(仮名)の小学4年生の息子カイト(仮名)は、音読の練習では流暢に読めるのに、参観日の授業中だけ声が小さくなり、途中で止まってしまいます。先生に当てられると顔が赤くなり、声が出にくくなる。練習では完璧だったのに、その場面になると別人のようになってしまう。

カイトは「なんで自分はこうなんだろう」と自分を責めるようになっていました。これは気持ちの問題でも、準備不足の問題でもないことが多い。

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。