思春期の子を叱れなくなったら? ゾウの親に学ぶ「諭す」という伝え方(思春期の子との接し方は、やさしい動物たちが教えてくれる 第12回)

叱らない子育てが推奨されてはや数年、「部下を叱れない」時代と言われ、家庭でも叱ることがどんどん難しくなっています。しかし、何も伝えずに放置してよいわけではありません。今回は「怒る」「叱る」「諭す」の違いと、諭すことの必要性について、元都立高校教諭で『けなげに生きぬくいきもの図鑑』の著者、生き物に学ぶナビゲーターの岡幸子先生に聞きました。
(聞き手・構成/一般社団法人Raise・宮本さおり)※写真はすべてイメージです
「思春期の子との接し方は、やさしい動物たちが教えてくれる」第12回
「怒る」「叱る」「諭す」の違いとは
「叱る」という言葉にマイナスのイメージを持つことが増えました。そのためか、お子さんに何も言えなくなってしまった親御さんが増えているように感じます。ですが、何かあっても言わないというのは放置になってしまいます。多くの場合、「怒る」「叱る」「諭す」を、混同して考えていることが原因のように思います。まずは、三つの違いを見ていきましょう。
やってほしくないことをしたとき、カッとなって怒りのまま子どもに当たるのは「怒る」にあたります。「怒る」は、自分の感情をぶつけることになりやすいので、誰に対してもできるだけ避けたい行為です。
一方、「叱る」は、





























