「今日お弁当って聞いてないよ…」小学校の連絡はなぜ親に届かない?共働き親が“小学生の日常”を乗り切るコツ

子どもが小学生になると、親には新たな悩みも出てきます。仕事と育児の両方を担う「はた親(はたらく親)」にとって、保育園時代とは違う“小学生の壁”に戸惑うこともあるかもしれません。
子どもの自立を見守りながら、親の負担もできるだけ減らすにはどうすればいいのでしょうか。『働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書』より、小学生の毎日を乗り切るために知っておきたい工夫を紹介します。
※本稿は、岸畑聖月 (著) 『働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書』(文響社)より一部抜粋、編集したものです。
小学生ライフのリアル戦略
「ねえ、プリントなんでこんなにくしゃくしゃなの!?」「宿題やったって言ったよね!?」小学生になると、子ども自身が“自分のことは自分で”を求められる一方で、自立にいたるまでには当然「練習期間」が必要になります。つまり、やらせて・見守る。でも、このバランスが難しいんですよね。ここからは、そんな“小学生ライフ”のリアルを、はた親の目線で紐解いていきます。
最初の難関、学校からの情報管理
まず最初にぶつかるのが、「情報が家庭に届かない問題」。「今日はお弁当が必要」を朝言われたり、参観日が明日だったり…。保育園ではアプリや連絡帳で毎日子どもの様子や連絡事項を伝えてもらっていましたが、小学校ではそうはいきません。ICT化が進んでいる地域もありますが、まだまだ基本的には子どもが先生からもらったプリントを持ち帰り、親に手渡すことでようやく伝わるスタイル。これが、実に「難関」なのです。
持ち物準備の工夫
1.プリントが届く仕組みを準備
プリントは“お知らせ専用クリアファイル”を準備。毎日入れてもらうルールに。帰宅後、親子でランドセルの専用ファイルをチェック!
2.来週の持ち物チェック会を開催
土曜日の夜に“来週1週間の持ち物チェック会”を開催。曜日ごとに付せんに記載し、1週間分を玄関に! 出発時にチェックして付せんを取れば忘れ物を防げます。
3.引換券制度
冷蔵庫や玄関に「今日の持ち物メモ」を貼って家族共有。無事に帰ってきたら当日の付せんをはがして親へ渡すと、おやつと交換! この時期からは、子どもが自分で管理できる工夫もしていきましょう。
学童以外の居場所の確保

また、保育園時代と決定的に違うのが“放課後”の存在。小学校では早ければ14 時半に授業が終わります。学童に通う子も多いですが、すべての子どもに居場所があるとは限りません。
学童に空きがない、子どもが「行きたくない」と言い出す、高学年になって学童卒業…そんなときに頼りになるのが、近所のママ友・パパ友ネットワークや祖父母のサポートですが、こちらもすべての家庭にあるとは限らないのが現実です。そんな「放課後の居場所問題」と、「習いごと」についても考えておきましょう!
1.送迎付き学童をねらう
民間の学童では、「送迎付き」「22時まで預かりOK」など、はた親にとっての強い味方になり得るところも。
2.送迎シェア
習いごとの“ 送迎”を当番制で、シェアする保護者チームを組むのも手。毎日の送迎は大変でも、週に1回や迎えのみなら担えるかも。他のパパ・ママが迎えに来るまで、家で友だちと一緒に宿題をしてもらうのも◎。またここでもファミサポを活用するご家庭も!
3.オンライン活用
小学生になると、ベビーカメラや位置情報アプリで帰宅を確認。また、オンライン学習の活用もできるように。英会話などの習いごとを夕方に取り入れて“おうち留学”させる家庭も。
4.こども食堂も急増中!
子どもが1人で行ける低額食堂と定義される「こども食堂」。月1日から平日毎日、土日もオープンしているところまで。ぜひお住まいのエリアのこども食堂をチェックして、放課後の過ごし方の選択肢にしてくださいね。
習いごと疲れにも要注意

「わが子にはいろんな経験をしてほしい!」そんな親心の先にあるのが、「習いごと疲れ」の問題です。詰め込みすぎて疲労感が積み重なる、時間がなくて友人との交流が減る、余白時間がなく子どもがイライラするなど…やらせすぎも要注意です。子どもの自立性を尊重し、相談しながら「する・しない」を決めておきましょう。
宿題ってこんなに大変だったっけ?
学習面で特に親の負担になるのが“ 宿題”。1年生の宿題は、音読やプリントなど一見シンプル。でも「取り組む時間を決める→やる気を出す→始める→集中する→終わったことを伝える→親が確認する」という一連のプロセスには、フォローが必要です。
一方、平日帰宅後の時間は「ご飯・お風呂・宿題・明日の準備」のタスクが押し寄せ、子どもも親もヘトヘトに…。
宿題サポートの工夫
1.学童にお任せ!
宿題タイムがある学童も。しかし行きしぶりや、学校との教え方の違い防止のため、学童指導員は教えないのが基本。でもこの時間に終わらせられると、帰宅後は親子共に楽チンです! 学童の宿題時間に終えていたら夕食後は親子タイム、終えていなかったら宿題タイムと決めておきましょう。
2.制服のままで宿題直行!
宿題タイムは“帰宅後30分以内”と固定。着替えると気持ちがゆるむので、制服の学校に通わせている場合は制服のまま取り組み、終わったら着替えるなどのルールも。わかりやすいON・OFFのサインが大切です。
3.親は声かけに徹する
親は「声かけ+見守り」に。手を出したり、口を出したりすると自立性が養われません( つい口出ししたくなりますが、ぐっと我慢…)。
4.家族で振り返り会議
毎週末に「今週の家庭学習どうだったか会議」を5分だけ実施。親も仕事を振り返ると、家族みんなのワンチーム感が増します。
岸畑聖月 (著) 『働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書』(文響社)
「子どもはかわいいけれど、毎日、体力が限界ギリギリ!」
「時間に追われて、キャリアを考える余裕がない」
「夫婦2人とも頑張っているのに、噛み合わない」
1000名以上の現役”働く親”の声からわかったリアルな「両立の壁」に、2500組以上の働く親の両立支援をしてきた著者が全ての知見を詰め込みました!
「共働き子育てのスペシャリスト」を名乗る不思議なペンギンとともに20年間の育児と仕事の両立の航海にいざ、出発!


































