「先生が2人いるなんて、ずるい」と聞こえた帰り道…支援員がついた小3息子の母親が肩の力を抜けた理由

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「合理的配慮は特別な優遇ではなく、法律に位置づけられた当たり前の調整だ」と語ります。
懇談会の帰り道、前を歩く保護者たちの「先生が2人いるなんて、ずるい」という声。支援員がついた小3息子の母親は、胸の奥が冷たくなっていきました。(写真はすべてイメージです)
「ずるい」という声が、帰り道で聞こえた
保護者懇談会の帰り道、母親の耳に、前を歩く保護者たちの会話が入ってきました。「1組は、支援員さんがついていて、いいわよね」「先生が2人いるなんて、ずるい」。
小学3年生の息子は、授業中に立ち歩いてしまうことがあり、今年度から支援員がつくようになりました。ありがたいと感じていたはずなのに、胸の奥が冷たくなっていきます。
いつか息子に「なんであの子だけ」と言われる日が来るのではないか。母親は、それまで通りに笑って挨拶をする自信が、持てなくなっていました。夫にも「気にしすぎだよ。言う方がおかしいんだから」と軽く言われ、分かってもらえない感覚が母親を黙らせました。
「ずるい」の正体は、平等と公正のずれ
「ずるい」という言葉は、不公平だと感じたときに出てきます。ただ、公平には






























