「ごめんね」が言えなくても大丈夫! 子どもが自分から仲直りするための4つの声かけ

きょうだいや友だちとケンカをしたあと、「ほら、ごめんねって言って!」と促しても、なかなか言えない……。そんなわが子の姿に、「反省していないの?」と不安になることもありますよね。でも、「ごめんね」が言えないからといって、反省していないとは限りません。
保育士として子どもたちと関わり、子育て情報を発信するさっこせんせいと、発達心理学を専門とする東京大学大学院の遠藤利彦教授が、子どもが自分の気持ちを振り返り、自然に仲直りへ向かえる声かけを紹介します。
※本稿は、さっこせんせい (著), 遠藤利彦 (監修) 『親子でラクになる声かけことば150』(Gakken)より一部抜粋、編集したものです。
こう考えるとラクになる♪
言えなくても、反省なしとは限らない
きょうだいゲンカや友だちとのトラブルで、「ごめんね」が言えないわが子の姿に、不安を感じてしまいますよね。でも、相手に謝るのは、大人でも勇気がいること。
子どもも同じで、「自分が悪かった」と思うほど、かえって言いにくくなるものです。だから「ごめんが言えない=反省していない」とは限りません。むしろ、わかっているからこその姿でもあるんです。
「言いやすい雰囲気」をつくってあげよう
そう考えると、頭ごなしに「謝りなさい!」と迫るのは、逆効果になることも。大切なのは、子どもが「ごめんね」を言いやすい雰囲気をつくってあげることです。
気持ちを否定せず、そっと背中を押すような声かけを意識してみましょう。安心できる空気の中でなら、子どもは自分のタイミングで、ちゃんと気持ちを言葉にできるようになっていきます。

声かけ➀状況を子どもに聞く
どうしたの?何があったの?
【ポイント】
子どもが相手を泣かせたり、手が出てしまったときも、そこには必ず理由があります。頭ごなしに叱る前に、「どうしたの? 何があったの?」とまず聞いてみましょう。
理由や気持ちに耳を傾けてもらえると、子どもは落ち着き、自分の行動を振り返りやすくなります。
声かけ➁言葉にする以外の方法を与える
ごめんねの気持ちがあったらここにタッチして
【ポイント】
心では「悪かった」と思っていても、「ごめんね」が言えないことはあります。「ごめんねと思ったら、ここにタッチして」と、謝るハードルを下げてあげて。
声かけ③解決策を考えさせる
どうすればよかったと思う?
【ポイント】
つい「次は◯◯してって言おうね」と、親が答えを教えてしまいがち。でも、それでは子どもの身につきません。
大切なのは、「どうすればよかったと思う?」と、自分で考えさせること。自分で見つけた答えだからこそ、次に同じ場面が来たとき、行動に移せるようになります。
声かけ④「落ち着いてから再度確認する」
あのときはどう思った?
【ポイント】
ケンカした直後は、気持ちが高ぶっていて、誰でも謝る気にはなれないもの。だから、少し時間を置いても大丈夫です。
子どもが落ち着いたころに、二人きりで「あのときはどう思った?」と聞いてみましょう。気持ちが静まってからのほうが、素直に振り返れるものです。
ラクになるアイデア
仲直りの言葉は「ごめんね」だけじゃない
大人はつい、「ごめんね」を言わせないとケンカは治まらない、と思いがちです。でも、仲直りの言葉は、必ずしも「ごめんね」とは限りません。
私が認定こども園で働いていたとき、ケンカをした子どもがいました。お互いの話を聞き、想いを代弁し、二人が「悪いことをしたな」と思えたときに、「最後に、相手に伝えたいことはある?」と聞いてみました。
すると女の子が、「うん、あるよ。大好き!」。それを聞いた男の子はにっこり。二人は仲直りできたのです。
大切なのは、「ごめんね」を言わせることではありません。「悪いことをしたな、仲直りしたいな」と本人が思えるよう、そっと背中を押してあげること。よりよい仲直りのかたちは、子どもの数だけあるのだと思います。

さっこせんせい (著), 遠藤利彦 (監修) 『親子でラクになる声かけことば150』(Gakken)
「何度言っても伝わらない」
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そんな子育ての悩みに寄り添いながら、子どもとの日々の生活を楽しくしてくれる一冊。
本書では「まずは〇〇しよう」「〇〇はできてるね」などのシンプルな声かけから、「早くして」→「帰ったら〇〇しよう」などの言いかえまでを一挙紹介! 同じ場面でもいくつもの声かけを紹介しているので、わが子に合った伝え方がきっと見つかるはずです。
著者は保育士ママで保育歴11年のさっこせんせい。これまでに500組以上の親子と関わり、子どもの気持ちに寄り添った声かけや、親子の関係をよりよくする子育て情報をInstagramで発信して話題を集めています。東京大学大学院教育学研究科の遠藤利彦教授監修のもと、親しみやすいイラストとともに、今すぐ使える150種類の声かけを掲載しているので、ママ・パパのみならず、子育てに関わるすべての人々におすすめです。





























