「いつも来ない人は楽でいいわよね」と聞こえた…夜勤のある母親が、PTAで責められなくなった3つの工夫

熱海康太
2026.10.10 17:04 2026.10.27 19:00

頭を抱える母親

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「『ずるい』の多くは敵意ではなく、負担が見えない相手への不公平感から生まれる」と語ります。

夜勤のある母親がPTAの役員決めを断ったあと、他の保護者の「いつも来ない人は、楽でいいわよね」という声が聞こえてきました。(写真はすべてイメージです)

「いつも来ない人は、楽でいいわよね」

看護師として夜勤のある母親は、PTAの役員決めのくじ引きで、また当たってしまいました。懇談会は平日の午後、行事の準備は水曜の夕方で、夜勤明けで休みたい日と重なります。

断ると、後日、他の保護者が話している声が聞こえてきました。「いつも来ない人は、楽でいいわよね」。母親は、自分なりに調整して、運動会には必ず顔を出していました。それでも「ずるい」と見られていることに、胸が痛みました。

出られない自分を責めずに、周りとも穏やかでいられる方法が、分からなくなっていました。夫は「みんな大変なんだから、仕方ないよ」と言うだけで、夜勤明けの重さは、誰にも伝わっていませんでした。

「ずるい」は、見えない負担への反応

保護者の間に生まれる「ずるい」の多くは、

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。