上司が小声で「また子どもの用事ですか」…退職を考えた母親が、辞める前に試した3つの段階

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「制度はお願いして認めてもらうものではなく、申し出れば使える権利だ」と語ります。
息子の学級閉鎖を会社に伝えた母親に、上司が小声で「また子どもの用事ですか」。責める調子ではなく、ため息に近い言い方でした。(写真はすべてイメージです)
「また子どもの用事ですか」と言われた電話
小学3年生の息子が学級閉鎖になり、会社に連絡を入れた母親に、上司が小声で言いました。「また子どもの用事ですか」。責める調子ではなく、ため息に近い言い方でしたが、周りの席の同僚の手が止まったのが、電話越しにも伝わったそうです。
この3か月で、学級閉鎖が2度、運動会の代休が1度、授業参観が1度ありました。電話を切ったあと、母親は「辞めたほうが、迷惑をかけないのではないか」と考え始めます。
収入のことも、積み上げてきた仕事のことも頭に浮かびましたが、答えが出せないまま、息子の昼ごはんの支度を始めました。同僚の視線も、いつの間にか気になって仕方がありませんでした。
まず、使える制度を正確に知る
「また」と言われやすい背景には、休みの理由が周囲に見えにくいことがあります。「子どもの用事」と見える欠勤の裏で、親が仕事の中断を最小限にしようと準備を重ねていることも、周囲には見えません。
まず、自分の権利を整理しておきましょう。2025年4月から、子の看護等休暇は






























