グループチャットの通知のたびに表情を曇らせる小6娘…母親がスマホを取り上げなかった理由

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「目撃者であるという立場は、当事者ではないからこそ、かえって誰にも相談しづらい難しさを伴う」と語ります。グループチャットの通知のたびに表情を曇らせる小6の娘に、母親が選んだ聞き方とは。(写真はすべてイメージです)
通知が来るたびに、表情を曇らせていた
娘のグループチャットの通知音が、以前より頻繁に、かつどこか緊張した様子で鳴るようになったと感じました。母親がそう思うようになったのは、些細な変化からでした。
小学6年生の娘は、通知が来るたびにスマホを確認しては、少し表情を曇らせる、という動作を繰り返すようになっていたのです。
夕食の準備をしながらその様子を横目で見ていた母親は、最初は思春期特有の気分の波なのだろうかとも考えていましたが、その頻度があまりに増えていくにつれ、次第に別の可能性を強く疑うようになっていきました。
以前は友達とのやり取りを楽しそうに見せてくれることもあったのに、最近はスマホを見せようとせず、聞いても「別に、普通」とだけ答えることが増えていました。
母親は直接内容を見ようとするのではなく、まず娘の様子そのものに注意を向けることから始めることにしました。無理にスマホを取り上げたり、内容を詮索したりすることは、かえって娘との信頼関係を損ねてしまうかもしれないという懸念が、母親の中にはあったのです。
子ども同士のオンラインでのやり取りにどこまで踏み込むべきか、母親自身も明確な答えを持てないまま、日々悩みながら向き合い続けていたといいます。
違和感を確認する聞き方
「最近、グループのやりとりでモヤモヤすることある?」というように、直接的に具体的な場面を尋ねる聞き方が有効です。
母親がこの聞き方を試したところ、娘は






























