「初診は3か月先です」と言われた母親…診断を待つ間に書き始めた「困りごとメモ」が学校を動かすまで

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「診断は支援の入口になることはあっても、支援を始めるための条件ではない」と語ります。
担任に勧められて小児科に電話した母親に返ってきたのは、「初診は3か月先になります」という答え。「何も決まらない時間」の重さに、夜、眠れなくなっていました。(写真はすべてイメージです)
「初診は3か月先になります」
小学2年生の息子は、授業中の落ち着きのなさや、友だちとのトラブルが目立つようになっていました。担任からは「一度、専門の先生に診てもらってはどうでしょうか」と言われ、母親は小児科に電話をかけました。返ってきたのは、「初診は3か月先になります」という答えでした。
診断名がつけば、何かが動き出すのだろうか。つかなければ、このままなのだろうか。母親は、毎朝の行き渋りに向き合いながら、「何も決まらない時間」の重さに、夜、眠れなくなっていました。
診察室で何をどう話せばよいのか、それも分からないまま、予約票だけが冷蔵庫に貼られていました。
診断がなくても、学校は動ける
診断名がつく前の時期は、親にとって、いちばん気持ちが不安定になる時間です。「診断がないと支援は受けられない」と思い込んでいる方も多いのですが、





























