「ここの人たち、静かでよかった」と娘がこぼした…学びの多様化学校が我が子に合うかを見極める5つの視点

熱海康太
2026.10.10 17:04 2026.10.26 19:00

学校の教室、机と椅子と黒板

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「学びの多様化学校は数ある選択肢の一つ。「ここしかない」と思い詰めないでほしい」と語ります。

少人数で時間割に余裕があり、不登校の経験がある子が多い学校。けれど問い合わせると、通学は電車で1時間、転校の手続きも必要だと分かりました。(写真はすべてイメージです)

期待と不安が、同時に膨らんだ

中学2年生の娘が学校に行けなくなって、半年がたちました。母親は、インターネットで「学びの多様化に対応する学校」という言葉を見つけました。少人数で、時間割にも余裕があり、不登校の経験がある子が多い。写真に写る子どもたちの表情は、穏やかでした。

ところが、問い合わせてみると、「通学には電車で1時間かかる」「転校の手続きが必要」ということが分かりました。期待と不安が同時に膨らみ、「うちの子に、本当に合うのだろうか」と、夫と何度も話し合いました。

夜、娘の部屋の前を通るたびに、母親は、この子にとって本当に必要な場所はどこなのかを考え続けていました。

学びの多様化学校とは、どんな学校か

学びの多様化学校は、旧「不登校特例校」で、

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。