聞こえるようにヒソヒソ話をされ悩む小6娘…証拠が残らないいじめに母親が最初に伝えた言葉

熱海康太
2026.10.08 11:38 2026.10.10 19:00

登下校中の小学生の女の子

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「狙いは内容そのものではなく、話題にされているという不安を植えつけることにある」と語ります。毎日視線と笑い声にさらされていた小6の娘に、母親が最初に伝えた言葉とは。(写真はすべてイメージです)

はっきりとは聞こえない。それでも確信だけが強くなっていく

はっきりとは聞こえないけれど、絶対に自分のことを話していると感じる。小学6年生の娘は、特定のグループから、そうした視線と小さな笑い声に毎日さらされていました。給食の時間も廊下ですれ違うときも、同じような場面が毎日のように繰り返されているといいます。

母親が詳しく聞いていくと、特定の3人組が、娘が近くを通るたびに顔を寄せ合って何かを話し、こちらを見てはくすくす笑うという行動を、少なくとも二週間以上は続けているようでした。

最初は気のせいかもしれないと娘自身も思おうとしていたようですが、あまりに頻繁に同じことが起きるため、次第に「絶対に自分のことを話している」という確信に近い感覚に変わっていったといいます。

狙いは内容そのものではない

このタイプの嫌がらせは、聞こえるか聞こえないかぎりぎりの音量で行われるため、加害側が「悪口を言った」という明確な証拠を残しません。

教育現場ではこれを、直接的な暴力や暴言とは異なる、関係性を利用した間接的ないじめの一形態として捉える見方が広がっています。

狙いは内容そのものよりも、

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。